【13 塗装とドレスアップ - タミヤRCスタートガイド -】

RCカーのドレスアップ

走りを楽しむRCカーですが、ボディを美しく仕上げるのも楽しみのひとつ。実車そのままの塗装やマーキングで仕上げたり、仲間とチームカラーを決めて 塗装したり、ヘッドライトやウインカーを点灯させたりと、多くのドライバーが思い思いの方法で楽しんでいます。タミヤのレースイベント「タミヤグランプリ」では、マシ ンの見映えを競う「コンクールデレガンス」も開催されていますから、こうしたマシンも参考にしてみましょう。
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塗装の基本的な注意

★換気を良くして塗装 ボディの塗装中や塗装後しばらくの間は、空気の入れ換えをよくして下さい。
★火の近くでは塗装しない 塗料やその溶剤には引火性があるので火気厳禁です。
★天気の良い、湿気の少ない日に塗装 雨など湿気の多い日は、塗装面が白く曇る(カブる)ことがあります。

1.ボディの塗装(ポリカーボネートボディ)

軽量で強度に優れているのがポリカーボネート製クリヤーボディの特徴。また、塗装はボディの裏側(内側)から行うというのもポイントです。ポリカーボネートボディをプラスチック用塗料で塗装すると衝突などのショックで簡単にはがれてしまうので、ポリカーボネートスプレーやマーカータイプのミニ四駆PROマーカーなど、専用の塗料を使用します。なお、ポリカーボネイト製ボディでも、ウイングやドライバー人形の頭部などはスチロール樹脂やABS樹脂製になっていることがあるため、これらはプラスチックモデル用塗料で塗装します。

■塗料以外に用意する道具
塗装を行う際には、マスキングテープ、ハサミ、カッターナイフ、クリップ(洗たくバサミ)、ウェス(不用の布)、不用の新聞紙などがあると良いでしょう。また、筆塗りの場合には平筆(大、中、小)、面相筆(中、小)、塗料皿、筆洗い(溶剤や水を入れる)なども用意します。

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  • ポリカーボネート製ボディの例

塗装前の準備

1■ポリカーボネート製ボディの表面には保護用のビニールがついている場合がありますが、これは塗装が終わるまでははがさないでおきます。
2■カッターナイフでボディを切り抜きます。替え刃式のもので新しくよく切れる刃を使います。切れない刃で力を入れて切ろうとすると刃がすべって思わぬ怪我をするので要注意。1〜2度軽く切り込みを入れ、折り曲げるようにすれば、パチンと切り取れます。また曲線部などは曲線バサミを使うと楽に切り抜けます。
3■切抜きが済んだら台所用洗剤でボディを洗い、よく乾かします。塗装はボディの裏側から行いますから、洗浄も裏側を中心に行います。

スプレー塗装では表側にもマスキング

ポリカーボネート製のボディは裏から塗装しますが、スプレー塗装では塗料の霧がまわり込んで表側にもついてしまいますから、新聞紙などを使い表側もマスキングします(保護ビニールがついている場合には、はがさずにおけばマスキングがわりになります)。

窓の部分も裏からマスキング

ボディの窓を透明のままで残すためには、窓の部分をボディの裏側からマスキングします。キットによってはマスキング用のシールがついているものもあるので、これを活用するとよいでしょう。

塗装は細部から

ポリカーボネート製のボディは、ボディの裏側から塗装して表側から見るので、最初に塗った色がいちばん表に出ます。ドライバーや操縦席、窓ワク、ライト類など細部を先に塗り、ボディ全体の塗装は筆塗りでもスプレーでも最後になります。

色分けの場合は暗い色から

クリヤーボディで色を塗り分ける場合は、暗い色から先に塗るのが基本です。このためマスキングのしかたも逆になります。

クリヤーボディの場合、先に明るい色を塗ってから暗い色を塗り重ねると、表側から見た時に塗料が重なった部分が他より暗く見えてしまいますから注意して下さい。

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  • ▲例−1 白のボディにブルーのストライプ
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  • ▲例−2 ブルーのボディに白のストライプ

2.スチロール樹脂ボディの塗装

RCカーのスチロール樹脂ボディは、耐衝撃性スチロール樹脂やABS樹脂といった強度のある材質が使われ、精密な金型によって成形されており、高い実感を持つのが特徴です。塗装はプラスチックモデルと同様の方法で行うことができるため、タミヤ・スプレーカラー、ビン入りのアクリル塗料エナメル塗料など、プラスチックモデル用の塗料を使います。

■塗料以外に用意する道具
マスキングテープ、ハサミ、カッターナイフ、クリップ(洗たくバサミ)、ウェス(不用の布)、不用の新聞紙などがあると良いでしょう。また、筆塗りの場合には平筆(大、中、小)、面相筆(中、小)、塗料皿、筆洗い(溶剤や水を入れる)なども用意します。

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  • スチロール樹脂製ボディの例

塗装前の準備

同じ色に塗る部品は、あらかじめ組上げておき、合わせめをカッターナイフやヤスリで削って消しておきます。またランナーから部品を切り取った跡もヤスリなどできれいに整えておきます。ボディや部品は台所用洗剤で洗い、ホコリや油分を落としてよく乾かしておきます。小さな部品はランナーにつけたままにしておくか、塗装しないところをクリッ プなどではさんでおくと、塗装する時に持ちやすく、乾燥させるために置く時にも困りません。また同様にボディにも不用な箱などで台をつけておくと、塗装、 乾燥に便利です。

★塗装の手順
ボディ全体を塗装し、細部は全体塗装がよく乾いてから塗装するのが基本です。RCカーのボディは面積がありますからスプレー塗装がきれいに仕上げやすいでしょう。細部の塗装は、塗る部分の面積に応じて平筆や面相筆を使い分けます。

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スプレー塗装のコツ

■塗装面から30cmぐらい離してスプレーします。
■一度に厚塗りせず、軽く色がつくぐらいにスプレーし、乾いてからまたスプレー…という手順を2〜3回くり返します。
■スプレー缶を横に動かしながら(塗り返しはしないで)、ボディの各面の下部からスプレーしはじめ、上部へと移していきます。
■スプレーする距離が近すぎたり、一度に厚く塗ったりすると、吹付けられた塗料が流れたり、泡立ったりして失敗します。その場合は、2〜3日おいて塗料をよく乾燥させてから、紙ヤスリをかけて塗装面をなめらかに仕上げてから吹付けしなおします。

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筆塗りのコツ

■塗る部分に合わせ、面積がある場合は幅の広い平筆、細かな部分は面相筆など、筆を使い分けます。
■筆は一定方向に動かし、筆返しをしないように注意。
■筆ムラができても気にせずにそのままよく乾かし、重ね塗りをして仕上げます。
■塗料が濃すぎる場合は、専用溶剤を少しづつ加えて塗りやすくなるように調整します。

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マスキングで色分け

ストライプを入れたり色を塗り分けたりする時は、マスキングテープやマスキングシールを使えば、色の境い目のラインをきれいに仕上げることができます。 色を塗り分ける場合は、スチロール樹脂ボディでは明るい色から先に塗るのが基本です。これは、暗い色の上に明るい色を塗ってもきれいに発色しないことが多い ためです。

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曲線のマスキング

曲線で塗り分けたい時は、マスキングテープを貼った上にエンピツで塗り分けのラインを描き、そのラインにそってカッターナイフで軽く切り込みを入れ、不要なマスキングテープをはがして塗装します。

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マスキングで失敗しないために

マスキング塗装でよくある失敗は、テープの下に塗料がしみ込んで塗り分けラインが乱れることです。これを防ぐため、マスキングテープは爪の先などでよく密着させましょう。特に窓ワクやルーバーなど凹凸のあるところ、角やエッジ部分はテープが浮きがちですから要注意です。

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塗料の種類と塗り重ね

重ね塗りを行う場合は、下になる塗装をよく乾かしておくこと、そして上になる塗料を厚塗りせず、さっと塗るようにすることが綺麗に仕上げるポイントです。また、色を塗り重ねる場合、塗料の種類によっては先に塗られている色を後から塗った色が溶かしてしまうので注意が必要です。タミヤ・スプレーカラーで塗装した上に、アクリル塗料やエナメル塗料を塗り重ねる場合はその心配はありませんが、逆にアクリル塗料やエナメル塗料の上にタミヤ・スプレーを吹付けたり、ラッカー系塗料を塗るのはさけましょう。

3.エアーブラシ塗装

筆塗りと缶スプレー塗装の両方の長所を持つのがエアーブラシ塗装といえるでしょう。次のような特徴を持ちますが、それらを生かすことで幅広い塗装仕上げを楽しめます。

■混色して好きな色を塗装できる
塗料は筆塗り用のビン入り塗料を使い、自由に色を混ぜ合わせて好きな色を塗装できます。

■吹付けの幅が細い
缶 スプレーと同様に塗料を細かな霧にして吹付けますが、大きく違うのは吹付けの幅が細いことです。エアーブラシの種類にもよりますが、幅3pぐらいから、中 には1oぐらいの細い線で塗料を吹付けられるものもあります。この吹付け幅の細さを利用することで、色調が微妙に変化していくグラディエーションをはじ め、ちょっとしたマスキングやマスキングなしで様々な模様を描いたり、ラインを入れたりすることができます。また使い方になれてくれば、エアーブラシを筆 のように使ってエアーブラシペインティングも可能です。

■エアーブラシ塗装の用具
手に持って塗料を吹付けるエアーブラシ本体(ハンドピース)と圧縮空気をエアーブラシに 送る電動コンプレッサーで構成されます。電動コンプレッサーのかわりにエアーボンベも使えますが、使用時間が限られたり、使い捨てになります。本格的にエ アーブラシ塗装を楽しむなら、やはりコンプレッサーはそろえたいものです。ベーシックコンプレッサーセットの場合は、エアーブラシと電動RCカー用7.2Vバッテリーを電源とするコンプレッサーがセットになり、別に家庭のコンセントを電源に使えるACアダプターも発売されていて手軽に使えま す。エアーブラシには、吹付け幅や吹付ける塗料の量を調整できる高級タイプもあり、コンプレッサーにも高性能タイプがあります。

4 .マーキング

RCカーボディの仕上げのもう1つのポイントとなるのはマーキング。キットについているステッカー以外にもオプションのステッカーもあり、自動車関連や模型関連のメーカーや様々な企業が作っているステッカーでも小型のものならRCカーに使えます。さらにテープやカッティングシートなどを使って模様やラインを入れたりすることもできます。

■ステッカー貼りのポイント
せっかくのステッカーも、貼る位置がずれていたり、斜めになっていたり、さらにシワがよっていたりしたら、決して美しい仕上がりにはなりません。ステッカーの裏紙を全部はがして貼るのは失敗のもとです。次の手順で貼るのが基本です。

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5.ライト点灯やディティールアップ

実車の耐久レースなどで目にする、レースカーのヘッドライトやブレーキランプの光の軌跡は美しいもの。これをRCカーで楽しむために、ヘッドライトやブレーキランプを点灯させるためのLEDライトユニットが発売されています。現在発売中のLEDライトユニットTLU-01は、走行用バッテリーを電源として共用するライトユニットで、白2、赤2の4灯を標準装備。また別売のLEDライトを追加することで、最大16灯ものLEDライトを点灯させられます。さらにこれをグレードアップさせるユニットとしてライトコントロールユニットのTLU-02が用意されており、両者を組み合わせることでヘッドライトオフ、ポジションライトオンなどの様々な点灯パターンを楽しめるほか、送信機の操作に連動したブレーキライト、バックライト、ウインカーの点灯、ハザード点滅、はたまた回転灯風の点灯など、多彩なライト演出を楽しめます。

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