タミヤが木製模型からプラモデル製造へと転向をはかり、国内はもとより世界レベルのメーカーに至った苦難と成功の道のり・・・それは、1960年代に大ヒットとなったモーター動力式戦車プラモデルのキャタピラが刻みはじめたと言って過言ではない。本書は、タミヤの「動く戦車」プラモデルの進化の歴史にスポットをあて、創成期の国産キットと共に育った現在の40〜50歳代、、、かっての「少年」たちに向けて訴求するものである。懐かしい接着剤と塗料のツンとした匂い、キャタピラのゴムの香りが、あなたの思い出の引き出しから立ち上がるだろう。
【おもな内容】
●日本模型史年表(日本のプラモデル史におけるタミヤの動く戦車模型の歩み) ●木製模型(タミヤの動く戦車の原点!) ●1/35戦車シリーズ ●ワールドタンクシリーズ、ベビーリモコンシリーズ ●1/21 〜 25デラックス戦車シリーズ ●1/48ミニタンクシリーズ ●ラジオコントロールタンクシリーズ ●田宮模型歴史研究室(ギヤーボックス、リモコンボックス、モーター、広告、カタログ大研究) ●田宮俊作特別インタビュー ●タミヤの動く戦車プラモデル・製品リスト
松井康真 著、大日本絵画刊