「つみきプロジェクト」イベントレポート

メカ工作からプログラミングまで、STEAM教育ワークショップを開催!
学研、マクニカ、ユカイ工学とタミヤの4社共同の“新しい学びを考える活動”「つみきプロジェクト」初のワークショップを開催いたしました。その模様をレポートいたします!
今回は事前募集した小学校高学年5名が参加。サポートとして保護者様にもご協力いただきました。ロボットの組み立てから無線モジュールの取り付け、配線やプログラミングなど、ロボットづくりのすべての工程を体験していただく内容となっています。
→つみきプロジェクトについてはこちらをご覧ください。
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会場の板橋区立教育科学館
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まさに理科実験室!
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講師は高専ロボコン参加経験もあるユカイ工学の和田さん。
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今回のワークショップのために用意したスペシャル教材セット。
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まずは、今回のロボットのベースとなるタミヤのボクシングファイターの製作に取り組みます。
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参加者は、プラモデルや機械工作の経験も様々。ドライバーを使ってタッピングビスを留めるのは初めて経験する子も多くいました。
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だんだんとドライバーにも慣れ、ロボット本体が組みあがっていきます。後半には製作ペースも上がり、全員、無事完成!
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まずは有線リモコンで動かして遊びます。
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次に、この有線リモコンを取り外して、無線(=Bluetooth)経由でパソコンからのプログラミングで操作できるようにユカイ工学のココロキットを取り付けます。
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電流の向きが逆にならないように、慎重にコネクタを付け替えます。また、ココロキットを取り付ける位置もロボットの重心とバランスを考えています。
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ココロキットを搭載することで、パソコンのブラウザ経由でビジュアルプログラミングによってロボットをコントロールすることができるようになります。
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まずはキーボードの矢印キーを使ったリモコンプログラムの作成を例にプログラムの作り方を学びました。
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パソコンやプログラミングの経験も、それぞれでしたが少しづつ仕組みを理解していきます。
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モーターの速さや、キーの設定など、アレンジもできるようになりました。
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プログラムの作り方を学んだら、設定した課題に対して、各自でオリジナルのプログラムを組んで解決に挑戦しました。今回は遠くに置いたキットの箱をターゲットにしてモータをコントロールするプログラムを作成して倒すことを目標にしました。
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30分ほど試行錯誤した後、子供たちはそれぞれ違うプログラムの組み方で課題を突破するプログラムを作ることができました。障害物(ヘルメット)を迂回してその先にある箱を倒したら止まるという複雑なプログラムの作成にチャレンジして成功している参加者もいました。
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出来上がったロボットを自分だけのオリジナルな姿にするため、ここでデコレーションを実施しました。目をつけたり、飾りをつけたり、自分だけのオリジナルロボットに仕上がりました。
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教育の世界で話題のSTEAM教育の「A」の文字は「Art」を表しており、つみきプロジェクトではこういった個性のある表現を養えるプログラムを目指していきます。
おわりに
最後は全員でミニ発表会をおこないました。プログラミングを工夫した人、ロボットをアレンジした人、デコレーションにこだわった人、3時間以上の⻑い時間ですが子どもたちは頑張って取り組んでくれました。子どもたちの感想を一部紹介します。
・「楽しかったです、またやりたいです!」 ・「左右のバランスを調節してプログラムするのが難しかった」 ・「忍者みたいにデコレーションをかっこよくできてよかった!」 ・「ロボットの作り方がわかった」 |
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新しい学びを通じて楽しんでいただくことができたようです!今後もつみきプロジェクトでは、こうしたメカトロニクスとエレクトロニクスとプログラミングを組み合わせた、楽しく手軽に学べるSTEAM教育となるような企画を4社で協力して取り組んで参ります。つみきプロジェクトの今後にご期待ください!
関連リンク
・ユカイ工学のレポート
・マクニカのレポート
・過去記事:4社協業企画「つみきプロジェクト」はじめました
※今回のベースとなった「2チャンネル リモコン・ボクシングファイター」の製品情報はコチラ