タミヤのAIの取り組み

トヨタ技術会主催「自動運転ミニカーバトル」とは

トヨタ自動車の有志技術団体であるトヨタ技術会は、様々な事業の技術分野の発展に寄与することを目的に1947年に発足した団体で会員数は約30,000名にのぼります。この団体では、プログラミングをはじめ、画像認識やAIといった技術を楽しく学ぶことを狙いとし、「自動運転ミニカーバトル」と称したイベントを2019年から毎年開催しています。

タミヤは、この「自動運転ミニカーバトル」に2021年から2023年まで3回連続で出場しました。

自動運転はAIを使わなくても実現できますが、タミヤはAIを使用した自動運転を採用しています。
車体はすべての大会でタミヤのRCカーTT-02シャーシを使用し、AIの処理には、Jetson NanoというNVIDIAの強力なコンピュータボードを使用しています。

【こちらもご覧ください】⇒ AIワークショップ TAMIYA_MACNICA

自動運転ミニカーバトル  2021年

  • トヨタ自動車株式会社の有志技術団体であるトヨタ技術会の会員数は約30,000名。

  • 画像認識やAIといった技術を楽しく学ぶことを目的に、2019年から毎年開催していています。

  • 2021年の周回コース。

無制限部門 参戦
2チーム体制で初参加し、本戦タイムアタックでは2トップの成績。
トーナメント戦では2チームとも準決勝で敗退

  • 2022年「無制限部門」にエントリーしたマシン。車両規定いっぱいまで高められたカメラの取り付け位置がポイント。

  • マシンは、AI処理用コンピュータ、広角カメラ、モータードライバーなどで構成。

  • 2022年「無制限部門」決勝を制したタミヤマシン(左)。レースの様子は動画で確認できます。

自動運転ミニカーバトル 2022年

無制限部門 参戦
1チーム参加
本戦タイムアタック:1位
トーナメント:優勝

自動運転ミニカーバトル 2022年 無制限部門(動画)

自動運転ミニカーバトル 2023年

  • 2023年の周回コース

  • マシンセッティングの様子

  • マシンの走行データをリアルタイムに確認

無制限部門 参戦
1チーム参加
本戦タイムアタック:3位
トーナメント:準決勝で敗退

開発されたマシンの概要(2022年)

マシン:58720 「1/10RC TT-02 TYPE-SRXシャーシ」

モーター:ブラシレスモーター

バッテリー:RCカー用 充電式バッテリー

タイヤ:RCカー用 スポンジタイヤ

AI処理:Jetson Nano(NVIDIA コンピュータボード)

 

2022年マシンの特長

背の高いカメラマウントの採用、グリップ力に優れたスポンジタイヤの装着によって高くなった重心を、2022年マシンでは重量物のレイアウト変更などでさらに低重心化。ウェイト調整式のフロントバンパーに加え、衝突対策としてサイドバンパーも採用し、レースで大きな効果を発揮しました。