東武タミヤモデラーズWEBコンテスト2022 受賞作品発表

夏の定番モデラーズコンテスト！今年も猛暑が続きますが暑さを忘れるぐらいの熱い作品が集まりました。WEBコンテストになって2回目の今回は応募総数168点。みなさんの思いが詰まった力作が集まりました。今回の傾向としてはビッグスケールの航空機作品が多め？でしょうか、カーモデル等はフィギュアと絡めた作品が目を引きました。

さて、そんな目移りするぐらいの傑作が並ぶ中、大賞として選ばれたのは主催東武百貨店賞としてSOFさんの「1/24 ハコスカ GT-R」と村山尚さんの「“Rough Seas” Arado Ar 196A」の2点。SOFさんの「ハコスカ GT-R」はオーソドックスな仕上がりながら落ち着いたメタリックの風合いがこの年代の旧車にピッタリな風格を醸し出しています。村山さんの情景作品は飛行機模型では珍しい情景、それも海上の風景にチャレンジ。シチュエーションの面白さも目を引きましたが、機体の仕上げ、色合いなどにも注目です。

タミヤ賞は鈴木直樹さんの「北方の孤独の女王」と大橋太郎さんの「Open café」の2点が受賞。鈴木さんの作品はドイツ戦艦テルピッツを徹底的に作り込んだ作品。細部の工作が全体を引き締め、特徴的な迷彩を含めた塗装も非常にシャープな仕上がりで、まさに「女王」の名にふさわしい作品となっています。大橋さんの「Open café」は「こんなカフェがあったらいいな？」と思う楽しい作品。生き生きとした会話が聞こえてきそうな明るい雰囲気がGood！。細かいところをよく見ると店内にも面白いものがいっぱいあります。その他、惜しくも受賞はなりませんでしたが審査で注目を集めた作品を佳作、未来への期待を込めて若い方の作品をジュニア賞に選定。どれも魅力たっぷりの作品ですのでじっくりとご覧ください。

東武賞、タミヤ賞受賞作品は8月25日～8月31日「東武タミヤホビーウィーク2022」の会場でも展示していますので、ぜひとも会場にお越しください。

協力：月刊モデルアート編集部　月刊ホビージャパン編集部　月刊アーマーモデリング編集部
※ページ内の、作者の敬称は省略させていただきました。

コンテストの全作品はこちらをご覧ください。
⇒東武タミヤモデラーズWEBコンテスト2022 全作品紹介

東武賞、タミヤ賞
情景部門・単品部門

【東武賞・情景部門】
作者：村山尚　題名：“Rough Seas” Arado Ar 196A

＜作者コメント＞
ボックスアートが素晴らしかったので、紙粘土で海面のベースを制作し、情景仕立てで仕上げました。

作品画像2、作品画像3
【東武賞・単品部門】
作者：SOF　題名：1/24 ハコスカ GT-R

＜作者コメント＞
ボンネットを固定しプロポーションモデルで仕上げました。旧車風の落ち着いたメタリックにするためグレー下地にシルバーを重ねています。

作品画像2、作品画像3

【タミヤ賞・情景部門】
作者：大橋太郎　題名：Open cafe

＜作者コメント＞
某メーカーが出店したオープンカフェで学生達が記念撮影。

作品画像2、作品画像3
【タミヤ賞・単品部門】
作者：鈴木直樹__題名：北方の孤独の女王

＜作者コメント＞
"1/350 ドイツ戦艦ティルピッツ "について。全体にはエッチングパーツを多用するとともに、細部を引き締める各手摺りや空中線で雰囲気を盛り上げています。一番はその特徴的であり「美しい」とまで言われた迷彩柄塗装ですが、濃淡のコントラストが強くなりすぎないよう注意を払いました。

作品画像2、作品画像3

モデルアート賞、ホビージャパン賞、アーマーモデリング賞

【モデルアート賞】
作者：吉田雅人　　題名：JAPAN PRIDE

＜作者コメント＞
零戦には珍しい迷彩？塗装を施し、外板が波打っている状態はキットの素晴らしいリベットを消さぬよう、パテを盛って表現しました。塗装の剥がれを表現するため下地を銀色に塗り、シリコンバリアを使い銀地を露出させています。垂直尾翼の文字や羽布部のフレームの浮き出しはマスキング塗装です。

作品画像2、作品画像3
【ホビージャパン賞】
作者：梟　　　　題名：ヤマハXV1600ロードスターカスタム

＜作者コメント＞
コンセプトは「黒豹」です。塗装のブラックは部位毎に色調を変えてます。フロントフォークを倒立タイプへホイールをマルケジーニへと変更。タンデムシートを取り払い、フェンダーレス仕様としワイルドさを強調してみました。

作品画像2、作品画像3

【アーマーモデリング賞】
作者：そらっと　　　題名：走行不能ッ！

＜作者コメント＞
「冬」をテーマに作成しました。ずっと放置されていた車両ではなく履帯が切れてしまって修理する暇もなくドイツ兵が・・・そんなことをイメージしながら製作しました。冬季迷彩は石灰を手塗りした感じを出し、冬の感じを全体的に感じられるようにしました。

作品画像2、作品画像3