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【 時代を超えて愛され続ける「走る芸術品」 】 高級自動車メーカーとして名高いドイツのBWM社は、高性能かつ高品質のオートバイを生産するメーカーとしても知られています。そのBMWが、1973年末、それまでのR75/5に替わる同社の最上級モデルとして発表し、世界中にセンセーションを巻き起こしたニューモデルがR90Sです。BMW製オートバイの代名詞ともなっている水平対向2気筒エンジン、シャフトドライブという基本的なレイアウトこそそのまま受け継がれているものの、エンジンの総排気量が898ccに拡大されたのをはじめ、フロントにはBMWとして初のダブルディスクブレーキを採用。さらにBMWがストリームライニングと呼ぶセミカウリングを装着し、シルバーをベースにブラックをぼかしたカラーリングで仕上げられるなど、外観、内容共によりスポーツ性の高いハイパフォーマンスマシンとして登場したのです。エンジンの最高出力は67馬力、最高巡航速度は195km/h以上、0〜400m加速は13.3秒と、同クラスの他メーカーのオートバイに比べて控えめですが、その数字以上に大きな魅力を持っています。それは、すばらしく静かで滑らかなエンジンであり、低速から最高速にいたるまで実に安定した走行性であり、常に安全なコーナリングを可能にする卓越したハンドリングでもあります。さらに、入念な仕上げによる品質の高さから「走る芸術品」ともよばれ、今も世界中のオートバイファンのあこがれを集め続けているのです。 |