【 コメント 】
紺碧の空に陽光を反射させ白銀色に輝く十字架の様な米戦略爆撃機B29の大編隊が無数の飛行機雲の尾を引いて、頭上に覆いかぶさって来る。グオーン、重々しい爆音があたり一面に響く。周囲の窓ガラスがビリビリ共振する。 私が幼児期に体験したB29の記憶です。このB29に果敢に戦いを挑む日本戦闘機の空中戦も二、三度目撃しています。当時B29は世界最大、最強の爆撃機で高度10,000メートルの高々度を時速500km/h以上のスピードで飛行可能。この強敵にまともに立ち向かえる日本の迎撃戦闘機は当時、ほとんどありませんでした。
そんな中にあって唯一、厚木基地第302航空隊の赤松中尉をはじめとするエース級のベテランパイロットたちが操縦する雷電隊はB29撃墜に多大の戦果をあげていました。過酷な条件のもとで命を捨てて、強敵に立ち向かっていった若いパイロットに思いを馳せると共に、二度と再びこのような時代が来ない事を祈りつつ、第302航空隊雷電対B29の死闘シーンを私なりの想像で合成写真で再現してみました。
使用したモデルは1/48雷電21型(赤松中尉乗機として製作)。背景は旅客機の窓からの空撮写真です。飛行機雲、排気煙等はペイントシールや画用紙に絵の具やクレヨンで手書きしたものをスキャンして取り込みました。

【 プロフィール 】
昭和14年生。飲食店経営、及び不動産管理会社経営。戦争中、幼児期に見たB29に敵ながら憧れ航空機に興味を持ち、以後飛行機の模型作りを趣味とする。その他、写真撮影、映画鑑賞(特に航空映画・戦争映画・スペクタクル映画)
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